(ら)

主に神官の冠や夏帯に用いる、薄物とも薄絹ともよばれている有職織物の一つです。羅は鳥網を意味し、元々は縦糸を隣の縦糸とからませながら横糸に交互に通していく目の粗い絹の織物で、織物より編に近いものですが、現在では薄く織った絹布の総称として使われています。

利久形(りきゅうがた)

屏風の丈で約151.5cmの長さをあらわしています。

六道(ろくどう・りくどう)

仏教用語で地獄道(じごくどう)、餓鬼道(がきどう)、畜生道(ちくしょうどう)、修羅道(しゅらどう)、人間道(にんげんどう)、天道(てんどう、天上道、天界道とも)の6つの世界のことを表しています。

リトグラフ(りとぐらふ)

亜鉛版・アルミ版などの金属平版、または石版を使った版画のことで、版材の上に原画を転写し水と油との反発作用を利用する製版法の原理で刷り上がるものです。リトグラフは発色や表現できる色数の面からも芸術性が高いのですが、刷り能率は低く刷り数は限られます。

綸子(りんず)

地質がやわらかく美しい光沢があり、振袖や訪問着などに広く用いられている、 糸で地を、緯糸で地紋を織り出して布の表面に模様を現した繻子組織で、染下生 に用いる紋綸子のこと。

輪補仕立(りんぽしたて)

掛軸において本紙周りの余白部分を指します)が細い草の表具をいいます。

列帖装(れっちょうそう)

綴葉装(てつようそう)ともいいます。数枚重ねた紙を二つ折りにして一帖(いちじょう)とし、これを数帖重ねて折ります。山の方を糸でかがる様式です。平安時代から用いられてきた日本独特の優美な綴じ方です。

聯額(れんがく)

掛軸の「聯掛(れんがけ)」(対幅)を額仕立てにしたものです。 仏堂の左右の「柱掛」(縁のないものが多いです)に使われています。

 

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