折本の始まりは巻物、巻紙のようにぐるぐる巻きにせず、手元で簡単に必要箇所が読め、折り畳み出来るようにしたものが始まりとされています。何度も同じ箇所を読む必要のある仏教の経本、習字の手本などとして今日に伝えられています。元来は中国の装本形式の一つです。今日わが国では四通りの方法があります。
■折本例
●折本仕立て(ぎゃざら折り・小口糊綴・出丁綴・かっくり返し) ●過去帖 ●経文帖 ●歌集帖 ●句集帖