リトグラフ

版材は石灰石またはその代用金属板を使用し、油分の強いクレヨン等で描画、アラビアゴム液を塗って安定定着させ、反対に描画部分以外に親水性を与え、水と油の反発作用を利用して描画を写し取る平板形式の版画技法です。版が平面で普通に絵を描くように作画することができ、筆致や微妙な色合いを表現できるなどの特徴があります。

東山魁夷「薫風小径」部分

コロタイプ

現在一般に普及している印刷技術に比べ非効率的ですが、高級美術複製として最も精巧な再現効果をもち、色の微妙な表現、筆致の繊細さなどの表現などに優れています。弊社ではこの技術により製作された美術品を多く提供させて頂いております。

川合玉堂「春流」部分

木版

彫り残した凸版部分に顔料をつけて摺り上げる凸版形式の版画です。ヨーロッパでは普通油性インクを使用しますが、日本では水彩絵具を使用し、伝統的木版画とも呼ばれています。木版画は全体的に温かみがあり、素朴な表現ができ、彫り跡を空摺りなどで生かしたりできることが特徴です。

葛飾北斎「甲州三坂水面」部分

拓本

伝統的な複写の方法の一つです。石碑に刻まれた偉人達の名言、座右の銘など数多くの拓本を卓越した技術で掛軸、額装、屏風等に加工して提供しております。また、愛蔵に値する額本も制作しております。