夢二が愛した日本 ―桜さく国のボヘミアン ―

大正ロマンの画家として知られる竹久夢二。和と洋の要素が絶妙なバランスで混在するところが、その作品の魅力のひとつです。今回の展示では夢二の「和」の部分、夢二の作品における日本らしさや、日本への思いに注目します。夢二は国を持たずさすらう旅人に自らを重ね心を寄せた一方、日本への愛着もひとしおでした。ふるさとの思い出、江戸への憧憬、舞妓、着物、旅先の風景……。夢二ならではの視点でとらえた日本の姿をご覧ください。 

「人問はゞ朝日に匂ふ山櫻、我等は櫻さく東の島に生れたことを祝福しよう。紅の紙燈(ちょうちん)と鳥居と、屏風と江戸繪と、武士道と富士山と、岩佐又兵衛と喜多川歌麿とを生みたる東の磁器國のために杯を擧げようではないか。(中略)我等は好戦國の國民としてではなく、一の旅人(ストレンジャー)として、この美しき歴史と麗しき島國とを眺めようではないか。そして我等の時代の最も自由なそして廣い意味の日本畵を描きたいとおもふ。」 

竹久夢二『櫻さく國』発刊のことば 明治四十四年(1911)(美術館HPより)

会   期2020年10月31日(土)~2021年1月31日(日)
※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定)が必要となります
開館時間午前10時30分~午後4時30分 (入館は4時までにお願いします)
休 館 日月・火曜日
※ただし11/3(祝火)、11/23(祝月)、1/11(祝月)開館、
11/4(水)、年末年始(12/28~1/2)休館
料   金一般1000円/大・高生 900円/中・小生500円
(弥生美術館もご覧いただけます)

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