美術館情報「妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ」

妖怪は、古代から科学では説明できない現象を引き起こし、人々に恐れられてきた存在です。不可思議な現象だけでなく異形の存在もまた、妖怪になぞらえて伝えられています。長らく人智を超えた存在として認識されてきた妖怪ですが、江戸時代以降は、鳥山石燕とりやませきえんによる『画図百鬼夜行』に代表される出版物を通して、時にユーモラスな存在として人々に親しまれてきました。一方で、近代を迎え科学技術が発達すると、妖怪のような目に見えない存在よりも、人間そのものによって生みだされる欲望や恐怖が浮き彫りになっていきます。明治時代には、日清戦争・日露戦争という二度の対外戦争によって、人間による所業の恐ろしさが強調されていきました。
本展では、近世から近代にかけて人々が抱いた恐怖や畏怖の対象が、妖怪から人間――ファンタジー<異界>からリアル<現実>になっていく様子を、「妖怪」と「ヒト」の境界線に注目し、市民ミュージアムの多様な収蔵品約100点から辿ります。 (美術館サイトより)

会期2019年 7/6 〜 9/23
会場 川崎市市民ミュージアム
住所神奈川県川崎市中原区等々力1-2
時間9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日月曜日(休日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日の場合は開館)、年末年始
観覧料企画展、アートギャラリー展は展覧会によって異なります。
博物館展示室は無料です。
*障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は、観覧料は無料です。
*20名以上の団体でのご利用は、観覧料が割引となります。
・一般 200(160)円 
・65歳以上・大高生 150(120)円 
・中学生以下 無料
※()は20名以上の団体料金
※ 障害者手帳をお持ちの方、および付き添い無料
TEL044-754-4500
URLhttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/toyokuni

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