江戸絵画の華
〈第1部〉若冲と江戸絵画

2019年、アメリカの日本美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によって蒐集された作品の一部が、当館のコレクションに加わりました。このたびの展覧会は、その新しい収蔵品の数々をはじめて公開する機会となります。 江戸時代の絵画を中心に構成されたプライス夫妻のコレクションは、これまでに展覧会や書籍などを通して日本国内で広く紹介され、たくさんの美術ファンの目を楽しませてきました。プライス夫妻の先駆的な美意識によって見出された作品の多くは、ともすれば格式ばった、あるいはつつましく質素なイメージが先行しがちな江戸時代の絵画が、実はどれほど自由で新鮮なものであったかを、私たちに気づかせてくれます。なかでも、その飄逸な造形感覚と見事な描写力によって、いまや押しも押されもせぬ人気画家となった伊藤若冲(1716 - 1800)の魅力は、プライス・コレクションによって発見されたといっても大げさではありません。このほかにも、若冲とともに18世紀の京都画壇をリードした円山応挙(1733 - 95)とその才能豊かな弟子たちによる迫真的な絵画、江戸の地に琳派の美術を導いた酒井抱一(1761 - 1828)とその弟子・鈴木其一(1796 - 1858)の平淡で洗練された花鳥画、さらに礒田湖龍斎(1735 - 90?)や勝川春章(1743 - 92)による優艶な人物画など、プライス・コレクションには見どころ満載の作品が目白押しです。 この展覧会では、今回里帰りを果たした約190件のなかから選びぬいた80数件の作品を、2期にわけてご覧いただきます。おおらかで斬新な発想と、それをかたちにするためのすぐれたテクニックによって、見る人に心地よい驚きをもたらす江戸絵画の世界を、心ゆくまでご堪能ください。(美術館HPより)

開催概要

開催期間

〈第1部〉2023年1月7日(土)~2月12日(日)
〈第2部〉2023年2月21日(火)~3月26日(日)


休館日:毎週月曜日(ただし1月9日は開館)、1月10日、2月13日~20日
本展は 「日時指定予約制」です


〈第2部〉の日時指定予約は2月8日10時より受付を開始する予定です。

会場:出光美術館

住所:東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)
時間:午前10時~午後5時入館は午後4時30分まで)

電話番号:ハローダイヤル 050-5541-8600(展覧会案内)
当館は「事前予約制」です。

入館料:一般 1,200円/高・大生 800円
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です。


美術館HP:http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

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