東海道の美 駿河への旅

慶長六(1601)年、徳川家康は江戸と京都を結ぶ東海道に五十三の宿駅を設置します。古来、東海道の名所は多く絵画化されていましたが、参勤交代や物資輸送などで街道が整備されると、庶民も旅に出るようになり、やがて東海道そのものを主題にした絵画が広く普及していきました。
また、東海道は詩書画を好む駿河の文化人たちと上方や江戸の絵師たちとの交友も可能にしました。とりわけ江戸時代中期以降、京都の円山応挙一門や江戸の司馬江漢などによる新しい傾向の絵画は、駿河の人々に歓迎され、街道を通じて人や作品の往来がさかんに行われました。こうして東海道の中間にある駿河でも江戸と上方双方の文化の影響を受け、多様な表現が展開することになります。
本展では、描かれた東海道と街道をめぐる絵師たちの往来に注目し、東海道が育んだ駿河の美術や文化をご紹介します。(美術館HPより)

開催概要

会期:2023年2月11日(土・祝)〜3月26日(日)
前期:2月11日(土・祝)〜3月5日(日)
後期:3月7日(火)〜3月26日(日)
※会期中、一部展示替えをします

場所:静岡市美術館

開館時間:10:00〜19:00(展示室への入場は閉館の30分前まで)

休館日:毎週月曜日

美術館HP:

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