展覧会情報「和様の書展」
和様とは「日本式の書」のこと。
和様は、平安時代「上代様」、江戸時代「御家流」など、時代ごと変化して発展してきました。
大きな転機は明治時代。近代化の活版印刷への対応のために、唐様(中華式)の楷書
「書は読めない」と言われます。
読めないのは、学校で教えない「筆記体」で書くからです。
「読める書」を書くには筆記体を使わず日本語で書けばいいだけです。
ところが、現在の書道で「筆記体を使わない」は、明治以降100年以上続く現在の書道業界ではカンタンに受け入れられません。
書道教室も中学生くらいから筆記体、政府、新聞社等の支援/優遇も、筆記体の書道団体に付与されてきました。
そのため、母国語である現行の日本語を書く"読める書”をやっても支援を得られなくなり、結果的に、誰もやらなくなりました。
中華式が主流の日本の書道で、”読める書”「和様」に真正面から取り組むことは簡単ではありません。
その代わり「和様」は、芸術での”ブルーオーシャン(未開拓分野)”なので実力次第です。
明治時代、近代化で活版印刷に対応するため日本政府は、漢字は、唐様(中華式)の「楷書」を採用。
そして、筆記体しかない300ほどある平仮名を1字1音のルールで統廃合し、現在の50音図の制定をしました(120年前の明治33年1900年)
同時に、ペンが普及したため、口語体を書く現在の日本語は、筆で書かれた歴史資料がありません。
その結果、伝統を重視した書道団体は、”読める書”「和様」を軽視した結果、未だに和様にはチャンスがあるのです。
(公式HPより)
日程 | 2020年 1月17日(金) 15:00~19:00 18日(土)~19日(日) 11:00~17:00 |
会場 | 東京芸術劇場 ギャラリー2(各池袋駅直結) |
ギャラリートーク | 12:00/14:00/16:00/18:00 各15分程度予定 ※会場の状態により開催できない場合があります。 ※17日は16:00、18:00(17日限定)のみ |
ワークショップ | 筆ペンで和様体験(協力 ぺんてる/セーラー万年筆/モリヤマ) 随時開催(スタッフにお申し出ください) |
住所 | 東京都文京区湯島2-14-12 2-14-12 |
主催 | わよう書道会 |
公式サイト | 和様の書展 |
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